2・梅雨と楽器

 雨です。楽器には不向きな季節になってきました。世の中いろいろな楽器がありますが、ほとんどの楽器は湿気を嫌います。ドラムしかり、ギター・ベースしかりです。とにかく木材を使った楽器に湿気は大敵です。正確にはあまり過度な乾燥も嫌います。楽器屋さんに行くと、エアコン入れているときは加湿器を使っていますよね。ただ、日本は気候が高温多湿ですから、乾燥しすぎるよりも、湿気が多いということに注意するほうが大事です。

 ドラムの場合、湿気を吸うと木で出来た胴の部分(シェルと呼びます。アクリルやスチールで出来ているものもあります)が歪みやすくなります。音も響かなくなります。湿気を吸わないように塗装してあるのですが、どこからか水分は浸透してしまいます。もちろんスティックも木材製ですから、高温多湿のところには置いとかないほうがいいですね

 ギターやベースの場合も、湿気を吸うとネック(左手で握る部分ですね、右利きの場合)が変形します。弦という金属のワイアで常に引っ張っているわけですから、湿気を吸って柔らかくなれば当然変形しますね。ですからちゃんとしたギターやベースを作るときには何年もかけて木材を乾燥させます。安いギターなんかは機械で乾燥させちゃいますが。いずれにしろ、作るときには乾燥させて作るわけですから、買ってから湿気させちゃってはもともこもありません。

 弦にも湿気は厳禁です。弦に汚れや錆がつくとチューニングが合わなくなりますし、何より錆びると弾きにくくなります。もちろん寿命も縮まります。

 余談ですが、手が汗をかきやすい人と、そうでない人とでは弦の持ちが違うという話を聞いたことがあります。手が汗かきでおまけに脂性だと毎日弾いて一週間持たないとか。なんにせよ、弾き終わったら弦をぬぐってやるとそれだけで持ちが違います。心がけましょう。