たけぞうSF日記 〜カフェテリアを語る〜

8月5日

 あたたたた。おはようございます。昨日,調子に乗ってバレーボールをやりすぎて体が痛いたけぞうです。高校生の体力には負けないと思っていたのですが,回復力では思いっ切り負けてます。

 ええと,で,昨日は夕方18時からアクティビティでバレーボールをやりました。カフェテリアの裏手にビーチバレーのように砂を敷き詰めたコートがあって,そこで行われました。

 時間になってもいるのは我々桜丘だけ。しかたなくぼちぼちとはじめていると他の日本人の留学生の人やロシア人の男の子もやってきて人数が増えてきました。後は特に点数を数えるでもなく,誰かが入り,誰かが抜け,という調子で国籍混合バレーボールとなりました。日本,ロシア,ブラジル,フランス,アメリカと一つのコートに入り交じり,一応英語が中心ですが各国語がコートの中を飛び交いました。日が沈み,ボールが見えなくなる21時頃まで続き,そのまま解散だったので,名前も知らぬままになってしまった人もいたもののなかなか楽しい国際交流でしたよ。

 僕もはじめの方から終わりまでずっとやっていて身体中砂だらけ,全身筋肉痛です。国際交流の代償は大きかったな。

(ジーンズのポケットというポケットに砂が入ってしまい,後が大変だった。洗濯をしてもまだ砂が出てきたし。もちろん体も痛かった。)

 さて今日もハードな一日が始まります。小野先生の部屋から登校してきた生徒の声が聞え始めたので,続きはまた後で。

 なんて言っているうちにもう4時近くです。ううむ,時の経つのは早いもの。

 今日は一日通常授業でアクティビティも桜丘生徒が参加できるものはありません。普通の一日,ですかね。


 ということで,今日はカフェテリアのお話を。

 ここのカフェテリア,なかなか満足できます。かつてはどうだったか知りませんが,今年は「こいつはちょっと食べられません」というものには出会っていません。大学の学食というと質より量の典型で,味なんか求めちゃいかんというのが常識と言われていますよね。でもここは少なくとも僕には満足できるものです。(まあおまえのようにバクバク食べちゃう人間に味をうんぬん言う資格ないと言われてもしかたないんですけど。)

 まずカフェテリアに入るとキャッシャーがあって,ここでカードのチェックをします。ドミトリ滞在組はIDカードに番号が書いてあるシールが貼ってあってそれを見せます。ホームステイ組はミールカードというのをもらっていて使った分だけチェックされるようになっています。

 ここにはだいたい毎日同じ人が座っています。朝食の時にいる兄ちゃんは番号を覚えるのを楽しみにしているらしく,「番号は覚えてるからカード見せなくていいよ」と言われました。でもなんだか見せないのも悪いし,と思って見せると「見せなくていいのに」と不満げな顔をするので最近はそのまま通っちゃいます。見てると時々番号間違えるんで訂正してやらないといけません。

 それで後はカウンターにトレーを持って並んで,中の兄ちゃんやおばさんに「これとこれをちょうだい」とやればいいのは日本の学食と同じです。

 けっこう慣れたものの,時々失敗もあって,ある日,鳥の手羽先があったんで「2本位でいいや」と思って「Two,please!」って言ったらでかいスプーンでたっぷりふたすくいくれました。コミュニケーションは難しい。

ちなみに今日のメニューですが,

朝食

・チェダーチーズ入りスクランブルエッグ

・普通のスクランブルエッグ

・ワッフルバー・パンケーキ

(メイプルシロップかフルーツのソースがたっぷし)

・フライドポテト・ベーコン・フルーツ・ヨーグルト

そしてパン各種,コーヒー・紅茶,ソフトドリンク,ミネラルウォータが取り放題。

昼食

・スパイシーホットウイング

・手作りハンバーグ

・ベジタリアン向きハンバーグ

・辛子菜みたいな野菜のソテー

・蒸し野菜

・トマト入りクスクス

・フレンチフライ・サラダバー

・冷たいバナナメロンスープ(ものすごく美味!)

そして飲み物は飲み放題。

夕食(まだ食べてないけど)

・ラザニア

・ラムのロースト

・ポテト

・野菜のラザニア

・蒸し野菜

・サラダバー

・スープ

そしてそして飲み放題。

 なかなかのメニューでしょ? 一日一回は米の飯だ!という人には厳しいですが,毎日のように「エブリ」か「Q」で晩ご飯の僕には夢のような食事ですよ。

 美味しいオレンジジュースやマンゴジュースと共にあたたかいスクランブルエッグとカリカリのベーコン,食後にコーヒー(これも5種類から選べる!)更にフルーツとヨーグルト。

 美しい朝食じゃないですか!

 更に土曜日と日曜日は朝食がなくて10時からのブランチになります。この時はメニューも多くて,その上なんとオムレツをオーダーで焼いてくれます。好きな具を選んでお皿に載せて渡すとそれでオムレツを焼いてくれます。よおく見ておかないと自分のオムレツを持ってかれちゃうので気をつけないといけません。目の前で他人が(自分だとちょっとさみしい)自分のためにオムレツを焼いてくれる。そしてそのフカフカ温かなオムレツを食べる。

 これを幸せと呼ばずして食の幸せを語れるでしょうか!

 異常に興奮してますね。だけどねえ,本当に僕は満足しているんですよ。このSFでの日々を今日まで乗り切ってきたのはカフェテリアあってこそです。

 もひとつ付け加えると,ここはデザートにゼリーがあるんです。それもすごおく安っぽいやつです。ただ粉末溶かして固めてみましたという代物。これがまた懐かしい味がしてよろしい。

 僕が中学生の頃読んだエッセイでアメリカの大学のカフェテリアの食事を書いたものがあります。載っていた雑誌を覚えているし,まだ捨てていないはずなので探せば出てくると思います。それの中で筆者はカフェテリアではどんなものが出てくるのか,トレーを持ってカウンターに並んで取っていく様子を描写しています。僕はその描写の中で透明なグリーンのジェリーをスプーンで好きなだけという部分がすごく印象に残っています。なんでだかよくわからないけれど,「おお!アメリカだよ!」と思ったんですね。リーヴァイスのジーンズやコンバースのスニーカーに憧れたようにカフェテリアのジェリーに憧れたんです。

 ここに来てゼリーを食べたら笑えましたよ,うれしくて。飛行機で空港に着くよりも,ユニバーサルスタジオよりも英語ばかりの授業よりも「アメリカ来たなあ」と思いました。「あんた,そんなもんで喜べていいねえ」という声も聞こえてきそうですけど,こんなんで喜べるのもいいもんです。それにしてもちょっと興奮しすぎですね。

(食に関しては本当に満足していました。取り立てて食べたいなあという日本食もありませんでした。お米とか日本食があってもできるだけ食べないようにしていたのもよかったのではと思います。中途半端に食べちゃうと美味しいのが食べたくなりますからね。僕も食に関する本を読んだりするのは好きなんですが,こんな風に食を語ったことはありませんでした。ふつうはないか。なんにせよ,とても満足していたのは事実。ううむ,こうして思い出してもまた食べたいぞ。)

 さてさて明日はどうやら多くのクラスで「中間テスト」のようですよ。今朝まで知らないって子もいましたが。夕方にはサンセットツアーなるものもある予定。もうすぐ帰国ですけど最後まで面白いものを見てきます。

ではまた。

次へ